東京藝大さんは今年が創立130周年。
周年事業のオフィシャルパートナーが有名企業さんばかりでうらやましい限りだし、なんせ130周年記念事業推進の支援や助言をしてもらう「アンバサダー」がこの方々ですよ。
うらやましいったらありゃしない。
「音楽学部があるって強いなあ」とこういう時に思うし、なにより画面がしまる。
ムサビだとこの役割は・・多分みうらじゅんさんとかになっちゃうわけで、こういう画面のしまりかたは絶対しない。というかムサビの悪口かエロ話しか言わない気がする(笑)
てなわけで今年はオール藝大体制で様々なイベントが展開されてて、それも後半戦に入ってきました。
10月10日には式典もあるし、今日は展覧会などの紹介を。
まずは話題になってるこれでしょうね。
■シルクロード特別企画展「素心伝心 クローン文化財 失われた刻の再生」
●会期:平成29年9月23日(土)~10月26日(木)
●会場:東京藝術大学美術館
●主催:シルクロード特別企画展実行委員会 ほか
https://www.facebook.com/sosindensin/
藝大は文化財をクローンとして復元する特許技術を開発し、最新のデジタル技術と伝統的な修復技法を組み合わせて精巧に蘇らせる、というもの。
例えば焼失した奈良・法隆寺の国宝「釈迦三尊像」を再現した作品は、数百枚の画像データをもとに3Dプリンターで型を取って銅を鋳造したんだそう。
やっぱりこういう役割を担ってるのは唯一の国立芸術大学である藝大さんだな、と。
しかも展覧会終了後、クローン文化財の一部は故国に「帰還」する予定だそうで、こういうストーリーも素敵。
■皇室の彩(いろどり) 百年前の文化プロジェクト
●会期:2017年10月28日(土)~11月26日(日)
●時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※会期中の金・土曜日は午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)
●休館日:月曜日
●会場:東京藝術大学大学美術館 展示室1、2
●観覧料:一般1300円(1100円)、高・大学生800円(600円)、中学生以下は無料
●主催:東京藝術大学、NHK、NHKプロモーション
●協力:宮内庁
こちらも藝大さんならではの展覧会と言えますね。
だって、「協力:宮内庁」ですもん。。
■アレクサンドラ・モンロー氏講演会「アメリカにおける戦後・現代日本美術史の展開とグローバル美術史の興隆」
●日時:10月19日(木)18:00~20:00(交流会を含む)
●会場:東京藝術大学上野キャンパス 美術学部第1講義室(美術学部中央棟1F)
●講演者:アレクサンドラ・モンロー氏(ソロモン・R・グッゲンハイム美術館アジア美術上級キューレーター/グローバル美術上級アドバイザー)
●主催:独立行政法人国際交流基金、東京藝術大学
●参加費:無料
●お申し込み:国際交流基金ホームページより申し込み
※要事前申込、先着順
※申込締切:10月11日(水)定員になり次第締切
戦後から現代までの日本美術をテーマに数々の展覧会を企画してきたモンローさんによる講演会。
・・・えーと・・・上記ページ、「2015年」になってますよ(ぼそっ)
最後にもう一つ、130周年関連企画ではないのですが、
■たほりつこ退任記念展「小さな光の森」
●会期:2017年10月5日(木)-10月19日(木)
●時間:午前10時 - 午後5時(入館は閉館の30分前まで)
●休館日:10月16日(月)
●会場:東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1、2
●観覧料:無料
●主催:東京藝術大学美術学部、東京藝術大学大学美術館
●共催:公益財団法人 徳島県文化振興財団
●協力:松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館
たほさんはムサビ工デ卒なので紹介しないわけにはいかない。
ぜひ!!
以上、確かに藝大が
■スクエニと協力でゲームの展覧会!? 美術の天才集う東京藝大が“ゲーム学科”新設をもくろむワケ。担当教授に狙いを訊く「ゲームは現代の総合芸術と呼ぶにふさわしい」
大学院ゲーム研究科を作ったらいろんな状況が変わるだろうなあ、と思う手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。