五感を使って楽しむ体験型インスタレーション
この夏、六本木・東京ミッドタウンの芝生広場では、日本の夏の涼を体感する「水と生きる SUNTORY 光と霧のデジタルアート庭園」が登場する。巨大な縁側に囲まれた庭園が登場し、枯山水(かれさんすい)をモチーフにした大小さまざま表情豊かな石が置かれる。また、15時からは霧(ミスト)に包まれた幻想的なムードに一変し、18時になるとデジタルアートによる砂紋(さもん)や花火をイメージした色とりどりの光の演出を堪能できるという壮大な仕掛けが施される。視覚からだけでなく五感を使って楽しむことができる、まさに体験型のインスタレーション型作品だ。
昨年のメイキング映像
「体験」をつくる、HAKUTENの仕事
このインスタレーションを手掛けるのは、株式会社博展(以下、HAKUTEN)。イベントや展示会など、企業・団体の体験型マーケティング活動を支援する会社だ。エクスペリエンスマーケティングのスペシャリスト集団として、イベントや展示会などの人と人とが出会う“場”・“空間”において、さまざまな体験価値を創造し、企業と生活者がふれ合う機会をプロデュースしている。まさに「体験」をつくる仕事だ。
「体験」を考えつくす2日間のプログラム開催
そんなHAKUTENが、今回、同イベント開催期間中の7月25日~28日にプライベートイベント「Think Experience 2019」をミッドタウンで開催。また、プライベートイベントに合わせる形で美大生や学生を対象とした限定イベントも25日、26日に同時開催するという。限定イベントのテーマは「『体験』の価値について博展社員と共に考える」だ。開催中のインスタレーション「水と生きる SUNTORY 光と霧のデジタルアート庭園」を製作者のHAKUTENの社員と共に体験するほか、同社が体験型インスタレーションのプロトタイプとして開発する空間「光と陰が舞う涼空間 –舞すだれ」もツアーで回る。また、「Experience/体験」を切り口に、広告・マーケティング・クリエイティブ領域のイノベーターによるセミナーセッションも聴講できる。続いて別日(8月21日)に設定されるプログラム2日目には、1日目に味わった「体験」を踏まえ、振り返りトークセッションと「体験の価値」を共に考えるワークショップが開催される。
情報が溢れかえる現代において、「体験」が信頼できる貴重な情報として見直されている。
また、SNSの普及により、その「体験」は瞬時に共有され、共感の波を起こしている。
エクスペリエンス・マーケティングの実践を啓発するHAKUTENとともに、この「体験」の価値について、共に考えてみてはどうだろう。「体験」を考えることは、きっとみなさんの作品制作のヒントも眠っているはず。「体験をつくる仕事」について知るキッカケ、ぜひ参加してみてほしい。
▼開催概要
Think Experience 2019 for students
開催期間:[day1] 2019年7月25日(木)または26日(金) / [day2] 2019年8月21日(水)
会場:[day1] 東京ミッドタウン(六本木) / [day2] 博展本社(東銀座)
詳細:Think Experience 2019 for studentsウェブページ
応募方法: こちらのフォームより登録 (7月18日(木)正午締切)
※定員を超えた場合は抽選。
MIDTOWN LOVES SUMMER 2019
「水と生きる SUNTORY 光と霧のデジタルアート庭園」
開催期間:2019年7月12日(金)~2019年8月25日(日)※荒天中止
開催時間:霧演出15:00~23:00 光演出18:00~23:00 ※砂紋・デジタル花火の演出は15分毎に1回
会場:東京ミッドタウン 芝生広場
料金:無料
主催/企画:東京ミッドタウン
協賛:サントリーホールディングス株式会社
制作:博展・WOW
問合せ先:株式会社博展 人事部 [email protected]
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