【赤い三角屋根】Kunitachi Art Center 2020に行ってきた【ソーシャルをつなげるアート】

2020年3月23日(月)

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3月22日(日)、晴天。
ずっと家に引きこもってたので久しぶりにお出かけして、

国立へ。
あ、「こくりつ」ではなく「くにたち」と読みます。
学園都市構想で発展した町で、中央線の駅が「国分寺」と「立川」の間だから「国立駅」とつけられ、そのあと「国立市」と名前がつきました。駅名先行の町なんです。

国立駅といえば、「おおかみこどもの雨と雪」で主人公が通う大学が一橋大学という設定で、

白十字さんも待ち合わせ場所として映画の中で出てきますね。
うちら世代だと「魔法の天使クリィミーマミの舞台」って方が通りがよかったりするけど(知らない人はお母さんに聞こう)

最近の国立駅のトピックスだと、もちろんこちら。

昔、国立駅は赤い三角屋根の木造駅舎で、高架化と共に取り壊すことになったんだけど、市民運動が起き、国立市が資材を保存し、このたび駅の少し前の場所に「復原」されたのです。
経緯などはこちらを。
赤い三角屋根の「旧国立駅舎」が4月4日開業 復元の陰にあった自治体の秘策とは

4月4日にオープンしたあとは、郷土の歴史展やコンサートなどを開催したり市民・来街者などに役立つ公共施設して活用されるとのこと。
なんか駅や周辺との接続性がなくて、札幌の時計台みたいな印象を受けるのは手羽だけかな・・全然違う場所に移築した方がよかったような・・。

でも市民が待ち望んでいたことには間違いないみたい。

赤い三角屋根ケーキ発売してました。


んで、なんで国立にやってきたかというと、

国立市内に点在するアトリエ・ギャラリー・店舗を会場に展示と街を横断するイベント「Kunitachi Art Center 2020」に参加するためです。
よく知ってるメンバーのSTUDIO322が主催っていうんだから行かないわけにはいかない。


  • 駅前の桜はこんな感じ。満開は今週末かな


手羽は国立インターを使うから週1以上の頻度で車で駅前は通ってるけど、駅前を歩くのは2年ぶりぐらい。

まずはmuseum shop Tでやってる中野 由紀子さんの展示。中野さんはタマビ油画卒。
museum shop Tは「地域の本と文化があるお店」がテーマで、ショップとギャラリー、そしてデザイン事務所を併設したお店。こういう場所があったんだなあ・・。。

次の目的地のYUKAKUは確かにこの辺のはずなんだけど、見つからん・・。


  • ん。なんか書いてある。もしかして

おおおお!ここだああ!!!

こちらでは伏木傭平さんの展示。


つぎは中央線沿いを立川方面に5分ぐらい歩きます。


  • はちみつ屋さん!

養蜂のためお休みだって。
んで、目的地はこの隣の

国立本店
マップに「国立本店」と書かれてて、「何の本店なのか書かなくちゃわからないでしょ!」と思ったら、「国立本店」が店名だった(笑)
本屋・・ではなく、何ていえばいいんだろ。本によるソーシャルスペースとでもいうのかな。
てかここは国立や国分寺といえばこの人、視デOBの萩原修さんが関わってる場所だった。

こちらではふくながじゅんぺいさんの絵本原画展をやってます。


次の場所がほんと全然わかんなくて。

グーグルマップを見ながら行ったのに、すぐ横にあるはずなのに全然わからない。

このピンクの保育園の周りを何度まわったことか(笑)
「おかしいなあ・・このへんのはずなんだけどなあ・・『半地下だから少しわかりにくいかも』とは言われてたけど・・・」と独り言をぶつぶつ10分ぐらいつぶやいてたら、


  • 普通のアパートの下に半地下っぽいもの発見。も、もしかして

ここだあああ(涙)

スタジオT.Mで、普段ここで学生さんが制作をしてるそう。
しかし、ほんと普通のアパートの下なんですよ。これはわからん・・というか、よくこういう場所をアトリエで貸し出してるもんだなあ・・。

ここから歩いて10分ぐらいの場所に

このイベントの主催である、STUDIO322のスタジオがあります。
4人でシェアしてて、オープンしたのはつい最近。

奥に見えるカウンターはもともとあったものだそうで、昔は何屋さんだったんだろう。
花屋さんのようにも見えるし、なんとなく美容院のような気もするし、

こちらが事務スペース。
奥には、

手羽が贈った豪華な胡蝶蘭がちゃんと飾ってあった。うん。これをチェックするために来たようなもんで。
というわけで、ダブルでおめでとうございます!!

谷保方面に車を走らせ、



富士見台団地にある「むっさ21(富士見台名店街)」へ。

味わいのある団地にある商店街で、恐らく1階はリノベーションしたのかな。


  • こんな感じになってた。


  • このタイルが素敵。

木工クラフトに特化したシェア工房「クミタテ」もありました。平成29年度にできたばかり。

目的地は「富士見台トンネル」さん。
昔はおもちゃ屋で、ほとんどファミコンショップのようなお店だったことから、ロゴはドット絵なんだそうです。

「シェア商店」で、日によって飲食店、展示販売をするショップ、トークイベント会場、シェアオフィスと顔が変わるそう。

​こちらでは渡辺 早代さんが展示してます。

全部を回ることができなかったけど、やんごとなき予定があったので手羽はここで家に帰りました。
Kunitachi Art Center 2020は会期が4月5日まで。といっても店舗によって営業日・営業時間が違うから気を付けてね。
アートイベントというか、国立のソーシャルデザイン系スペースを巡る企画、そこに入るきっかけを与えてくれるイベントかもしれない。


以上、だってだって

この日は一週間遅れで保護猫ちゃんがやってくる日だったんですよ、の手羽がお送りいたしました。

7か月の男の子。
保護されてから「わさび」という名前だったそうで、「じゃムサビはどう?ムーちゃんとか」と提案したら「ダサいからやめて。まだタマビの方がいい」と冷たくあかりちゃんにいわれた。
ダサい・・・あかりちゃんの本心がそうだったとは・・(涙)

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。