前回までの話はこちら。
■庵野秀明展とGOOD DESIGN SHOW 2021に行ってきた
六本木をあとにして、手羽が向かったのは、
仙台です!
毎回思うけど東京駅からたった1時間半で着いちゃうんですよね。なんせ新幹線の停車駅は大宮の次が仙台だもん。
前回仙台に来たのは家族旅行の2013年。
随分間があいちゃったけど、仕事でも何度も来てるんで、今更観光ってこともない。 巨大仏像好きとしては仙台大観音を見たいんだけど、ちと今回はそこまで時間がない。
なのでサラっといけるこちらへ。
宮城県美術館です。
ま、目的は本館ではなく、併設されてる佐藤忠良記念館ですが。
戦後彫刻界を代表する彫刻家の一人で宮城県出身・佐藤忠良さんの作品を展示してる美術館です。
佐藤忠良先生は東京造形大学の立ち上げにも関わっていて、東京造形大の具象彫刻のレベルの高さは確実に佐藤イズムの流れをくんでいます。
手羽は抽象彫刻の方が好きだけど、佐藤先生の作品は別格ですね。
え?彫刻なんか興味ない?
そんな人でも、これは見たことあるでしょ?
誰もが知ってる絵本「おおきなかぶ」のこの挿絵は佐藤先生が描いてるんです。
外国の方が描いてると思ってた人も多いんじゃないかしら。
手羽だけじゃないと思うんだけど、いい彫刻をたくさん見ると心が整いませんか?
油絵とかじゃそういうことはないんですよね。
ちなみに仙台市は「彫刻のあるまちづくり事業」を昔からやっているので、市内あちこちに彫刻が設置されてます。宮城県立美術館もこの規模の美術館にしては屋外彫刻作品が多いかも。
東京よりもずいぶん紅葉が進んでますね。
美術館を離れる前に佐藤忠良先生が美術の教科書「少年の美術」(現代美術社1984年)に寄せた有名な文章「美術を学ぶ人へ」をはりつけておきます。
佐藤先生、また仙台に来たら会いに来ます。
で、次の場所まで歩いて移動することに。
椎名林檎と東京事変を聞きながら歩いてたんだけど、仙台のスピード感と紅葉と椎名林檎はすんごく相性いいです。
で向かった先は
せんだいメディアテーク。
ご存じ伊東豊雄さん設計の建物で、「メディアテーク」とはフランス語で「メディアの入れ物」「視聴覚資料室」という意味。
せんだいメディアテークに来るのもこれで3回目なんで、最初の感動みたいなものはあまりないのだけど(笑)、中に入ろう。
「最初の感動みたいなものはあまりない」とか言いつつ、なんだかんだメディアテークにいる間に日がだいぶ暮れちゃった。
ここからさらに20分ぐらい歩いて仙台駅前のホテルにチェックインし、夕飯へ。
翌日がメインイベントなんでこの日はこんな感じで終了。
以上、ほろ酔いでアーケードを歩いてたら一蘭があり、「仙台でとんこつラーメンって、なんてけしからんお店なんだ!」と
成敗してやった手羽がお送りいたしました。
酔っぱらいってほんとダメな人間で、ラーメンもまずいけど、なんで白飯も頼んじゃったんだろう。翌日後悔しました(2秒ぐらい)。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。