8日間鳥取に滞在し、人の営みの根源を考える
新しい滞在型アートスクール「SCHOOL IN PROGRESS」が開校。
先日紹介した「鳥取藝住祭」は、会期開始1ヶ月が経過し県内10箇所で個性豊かなアートプロジェクトが実施されています。
その一環として、HOSPITALEの企画により、人の営みの根源を知る新しい滞在型アートスクール「SCHOOL IN PROGRESS」(スクールインプログレス)も来週末より開校します。アートに興味のある方、若手アーティスト、若手キュレーターなどが鳥取に滞在し、実践を通して、体験し、思考を深め、新たな知を獲得するプログラムです。
ディレクターとなるのは、サウンド・アーティストのmamoruとヴィジュアル・アーティストの山本高之の2名。講師として、白川昌生、佐々瞬、三宅航太郎も参加予定です。
「living/暮らす」と「making/つくる」という人の営みのもっとも根源的な行為をキーワードに、鳥取のまちや山、水辺、砂丘などをフィールドに、リサーチやワークショップ、ディスカッションを行います。
アーティストとともに作品が生まれるまでのプロセスを共有し、それを支えるコンセプトやものの見方といった普段はなかなか知り得ない「創造のひみつ」に迫ります。
夏休みで時間のある美大生のみなさん、地元を離れ、約1週間強の滞在型ワークショップに参加してみてはいかがでしょうか。
▼プログラム内容(一部抜粋で紹介)
(1)Program01 | 風を知るために
身近だけれど、目には見えない、いろいろな文化で詩的に扱われることも多く、実のところ壮大な地球規模の大気現象の一部でもある、風。耳をすますと、どこからか吹いてきて何かしらの音を奏でたりする。そんな風を知るために、鳥取の山に登り風の道を見る、海に出てヨットのことを教わり、砂丘からパラグライダーで飛んでみたいと思います。
(2)Program 02|企業と一般社会との(良好な)関係:PRについて
PR=Public Relationsとは、元来企業や官庁などの組織体が、その活動や商品などを広く知らせ、多くの人(Public)の理解を高めるために行う宣伝広告活動のことを言います。それらの主体は、僕ら(公衆)とどのような関係を望んでいるのでしょうか。このプログラムではさまざまな展示館を訪問し、組織体と一般社会・公衆との良好な関係について考えてみます。
(3)Program03|愛の言葉_口説きの作法
自動車のような高価な買い物は一生のうちでそんなにするものではありません。いかなる理由で「その」車に決めるのか。売る側はどうやって「それ」を選んでもらおうとするのか……愛とその誘惑の作法をリサーチします。
▼開催概要
日時:8月9日(日)~16日(日)
会場:旧横田医院(鳥取市栄町403)ほか鳥取市内各所
対象:アートに興味のある方、若手アーティスト、若手キュレーターなど
定員:20人(先着順)
参加費:7泊8日コース30,000円/2泊3日コース16,000円/パブリックプログラム 1講座1,000円
(プログラムにかかる移動費・宿泊費・保険料・パラグライダー体験費用含む。すべて税込み額。行き帰りの交通費、期間中の食事代は各自負担)
申込方法:名前/年齢/住所/電話番号/E-mail/職業/希望コース/応募動機および興味関心について記入の上、E-mail([email protected])またはFAX(0857-30-6344)にて申し込み
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