昨日の続きです。
これまでの話はこちら↓
■【電子工作とものづくりの祭典】Maker Faire Tokyo 2022に行ってきた【その1】
というわけで、手羽は久しぶりに
東京ビッグサイトに来て、
Maker Faire Tokyo 2022に参加しています。
しかし、TOPバナーも上記写真も男性ばかり。全体的に「眼鏡をかけて、ちょっとぽっちゃりしてて、黒ズボンはいてる人」が多い。
・・・あ。手羽もだ・・。
さて、Young Maker ゾーンについて紹介していきます。
これまでも大学など教育機関や学生さんの参加はありましたが、これだけのしっかりしたゾーンになってて手羽はびっくりしました。
宇宙・ロケットものも多いですね。
youtubeでも話題になった電卓演奏ロボットを作ったGOTO STATEMENTさんは東京工業大学工学院機械系学部4年生。
最新作がアップされてます。
ちなみにYoung Maker Challenge 2022コンテスト最優秀賞は、
東京工業大学大学院工学院のたくぽんさんによる机上サイズのアーケードゲーム「卓上PONG」でした。確かにインターフェイスが面白かった。
おめでとうございます!
今年の特徴がいくつかあって、そのひとつに「美大からの出展が多かった」が挙げられます。
まず常連のタマビさん。
情報デザイン学科メディア芸術コース内に組織された「超」図工集団・・久保田組ですね(笑)
長岡造形大学さんも以前から出展されてる大学。
女子美さん。
そして武蔵野美術大学!
ムサビも2チーム参加していて、
来年はデザイン情報学科もいかがですか?>アフロ白石先生。
ちなみに来年のMaker Faire Tokyo 2023は、2023年10月14日(土)、15日(日)開催予定とのこと。
美大の参加が多かったこともあるのか、
4日は「Maker Faireと美術大学」というトークイベントがあり、手羽はこれを聞きにきたんです。
お、かなりニッチな話題だけどぼちぼち人が集まってる。
登壇者は左から武蔵野美術大学教授でユカイ工学株式会社代表取締役の青木俊介先生、女子美術大学ファッションテキスタイル表現領域の山村美紀先生、進行役が情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の小林茂先生。
山村先生の「他大学の出展と比べると、美大生はパーソナルな方向の作品が多い」という言葉が印象的でした。確かに。
手羽はかなり久しぶりのMaker Faire参戦だったんですが、以前よりも出展者数やスペース・領域が拡大・成長してるものが2つあって、
一つはスポンサーブース。
他に学研さんも出展されてました。
これだけのイベントをやるとなるとスポンサーがつかないと厳しいけど、逆の言い方をするとスポンサーがこれだけつくイベントだってこと。
そして以前より確実に拡大してるものが、
教育系です。
昔は子供が来るような場所じゃなかった(笑)
「子供が来る場所じゃなかった」は冗談ですが、10年前子供と一緒に参加した時は子供が楽しめるようなワークショップなどはあんまりなかったんですよ。
完全に子供が対象になっていて、盛り上がっている。
こういうところには親御さんは子供を連れていきたいと思うわけで。
デザイン分野に社会学系や工学系大学が乗り出してるから、逆に美大もこっち方面に手を出していくしかないっすね。。
お!手羽が大好きなデイリーポータルZ(DPZ)のブースだ!
DPZさんも昔から参加されていて、今回は眼鏡に張るだけで賢く見える「スマートグラス」を出展されてました。
■メイカーフェアで来場者を賢くした :: デイリーポータルZ
サイトでは型紙データが配布されてるけど、「型紙とか関係なく適当にハサミで切って作ってもだいたい一緒です。」とのこと(笑)
以上、
ちょっと賢くなった手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。