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■筆、刷毛
筆は作家の技を画面に映し出す必需品で、毛の種類や形によっても生み出される表現は多様です。
PIGMENTでは京都の老舗メーカー“中里”さんの筆を中心に、“名村大成堂”さんや“清晨堂”さんを含め約600種類をご用意しており、羊毛、イタチ毛、馬毛、鹿毛、ナイロン毛など様々な種類があります。
描画用筆から、裏打や表具用に用いられる刷毛、孔雀や白鷺の羽で作られた特殊な筆まで、書き手のご要望に合わせてご提案しています。
一見使いづらそうな筆も、かえって意図しなかった筆致の表現につながったりして面白いですよ。
PIGMENTでは数多くの筆を使い試し描きできるようにしています。
使ってみなければどんな書き味になるかわからない画材なので、どんどん試して自分の表現に合った1本を見つけてください!
■木枠、パネル
木枠、パネルは長野の“マルオカ工業”さんの製品を扱っています。
他の木製パネルと違い四隅がホゾ組みなので歪みにくいのが特徴。
更に表面に特殊フィルムが施されているため、木製パネルから沁み出るアクやヤニを防いで、作品への悪影響をおさえることができます。
また、通常より厚みをもたせたPIGMENT特注パネルもあります。
最近は額装せずそのまま展示する方も多いですよね?
こうした厚みのあるパネルを使うことで画面の反りをさらに抑えることができ、額縁なしでも存在感がある仕上がりになります。
木枠は、カナダの樹齢200年以上のウェスタンレッドシダーを使用した上質なものです。
■和紙
“岩野平三郎製紙所”さんの雲肌麻紙をはじめ、徳島の“アワガミファクトリー”さん、原料の楮から自家栽培している新潟の“小国和紙”さんなどの製品を取り扱っています。
原料の配合や紙の厚みにこだわったPIGMENTオリジナルの和紙や、京都の職人さんが手作業で加工した1点ものの工芸和紙も取り扱っています。
和紙の展示台は内照式で、光に透かしてご覧いただけるようになっています。
今後いろいろな産地の和紙も増やしていく予定です。
■硯
硯は墨を使う上で欠かせない重要な道具です。
PIGMENTは特に中国の古硯(こけん)を中心にコレクションしています。
一口に硯といっても端渓硯(たんけいけん)、澄泥硯(ちょうでいけん)、歙州硯(きゅうじゅうけん)などいろいろな種類があって、石質の違いによって磨り心地や発色が変わってきます。
墨の色は粒子の大きさや密集度によって赤みがかったり青みが強く出たりするもので、硯の石質の違いによって磨った時の粒子のキメ細かさに差が出てくるのです。
また、磨る際の水の硬度によっても色の変化が出ます。
硯というと昔学校で使ったような黒くて四角いもの、というイメージが強いかもしれませんが、形や色も様々なバリエーションがあります。
磨り心地はもちろん、装飾性の高い至高の画材といえますね。
PIGMENTでは手ごろなものから博物館にあるような貴重なものまで取り揃えています。
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今回は、基底材、道具を中心にご紹介しました。
色材編とあわせて、画材をもっと身近に感じていただければ幸いです。
画像では質感や微妙な色合いはお伝えしきれませんので、ぜひとも実際に足を運んでご覧ください!
PIGMENT(ピグモン)
営業時間|11 - 20時
定 休 日 |月曜日・木曜日
T E L|03-5781-9550
住 所|140-0002 東京都品川区東品川2-5-5 Harbor Oneビル 1F
アクセス|りんかい線「天王洲アイル」駅から徒歩3分/東京モノレール「天王洲アイル」駅から徒歩5分
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>>画材ラボPIGMENTについて詳しく知りたい方は過去の記事もチェック!
「画材のエキスパートがアテンド!画材ラボPIGMENT(ピグモン)を知っていますか?」
「【選りすぐりの画材たち!】PIGMENTメインラインナップ紹介〜色材編〜」
東京・天王洲アイルにある画材ラボPIGMENT(ピグモン)。 PIGMENTでは、日本の伝統画材をはじめ世界各地の希少で良質な画材をセレクトし展示・販売しています。アーティストやクリエイターのみなさんにとって制作のパートナーともいえる画材や素材。PIGMENTで取り扱っている多種多様な画材、素材の魅力や使い方などをPIGMENTラボスタッフから発信していきます。