夏休みに何か新しいことにチャレンジしてみたいなぁ~。何から始めようかな。なんて思っている美大生のみなさま。デジタル加工に挑戦してみるのはどう?今年もLOFTが開催するデジタル加工のコンペ「 LOFT & Fab Award」が開催されています。粘土があるし、カッターで切れるし..なんて言ってないでちょっとデジタル加工の世界を覗いてみたら新たな制作意欲が湧いてくるかも。
渋谷LOFTの最上階にある「LOFT&Fab」スペースで担当の菅井 進さんにお話を聞いてきました。
手で作ったほうが早いんじゃ?と思ったらサンプルを見に来てみて。
文房具や雑貨など、お店のイメージが強いLOFTですが、実は渋谷と梅田の2店舗のLOFTにはデジタル加工ができる設備があることを知っていましたか?
「LOFT&Fab」というこのスペースでは、LOFTで購入したものにデジタル加工をすることができるんです。
手で作ったほうが早いんじゃないかなぁなんて思っている人はぜひ実際のサンプルを見に来てみるのをおすすめします。粘土ではできない構造や緻密な作りに制作意欲が湧いてくると思いますよ。
レーザーカッターでは、手作業では切り抜いたり彫刻することができない細かいデザインや画像を、材料などに簡単に加工できます。
美大生はせっかくいいアイディアや技術を持っているのだから、もっと売り込んでいったらいいのになぁと思います。そんな気持ちがこのコンペの応募条件「25歳以下」にも込められているんです。デジタル加工のやり方がちょっと不安な場合は、一次審査の後にデジタル加工についてのフォローを受けることもできますよ。
毎日のちょっとしたアイディアを探すのがコツ
今回のコンペのテーマは「暮らしのひらめきをカタチに。」日常のなかにある「あーあるある!」というちょっとした不便を解決するアイディア道具や、スマホケースや傘などの身近なプロダクトに付け足すと便利になるアイディアを求めています。
たとえば去年の受賞者のなかにはこんなふうに、段ボールにレーザーカッターで加工をすることで切り離し可能な筆のアイディアも。
こんなふうにデジタル加工をすることで楽しさや便利さが加わるようなものだと面白いですね。
僕のオススメはUVプリンターです。こんな風にさまざまなモノに手軽に印刷をすることができるんですよ。手軽な加工の印刷だからこそ、ひらめきの力が発揮できるんじゃないでしょうか。たとえば既製品の意外なところにメモリをつけるだけでちょっと便利になったりね。印刷でできることの幅は意外と広いんです。
美大生に慎重さなんて求めてない。アイディアを隠さず発揮してみて。
料理だったら、レストランに行く、レトルトをちょっと温める、ゼロから料理する、とさまざまな選択肢を気分に合わせて選ぶでしょう。これからはプロダクトもそんな風に完成品とカスタマイズ、あるいはセルフメイドとを使い分けていく時代。
このコンペはそんな今プロダクトデザイナーになりたい人への一歩です。
はっきり言って、世の中は美大生に慎重さや優等生さを全く求めていません。飛び抜けたアイディアを持っているはずなのだからそれを隠さず出してみるきっかけになったら嬉しいです。
▼開催概要
テーマ:「暮らしのひらめきをカタチに。」
応募資格:25歳以下限定。企業、団体、個人可能。性別、国籍は問いません
募集期間:2016年7月15日〜2015年8月31日
賞品:3Dプリンター「MakerBot Replicator Mini」をはじめひらめきをカタチにできるアイテム
応募方法:公式サイトの応募フォームから
公式サイト>> LOFT&Fab Award2016
※3Dプリンターの使い方をレクチャーしてもらえる「キャラバン」も実施中!(現在応募枠に若干の空きあり)
7月30日(土)渋谷ロフト
8月9日(火)京都ロフト
8月10日(水)梅田ロフト
8月11日(木・祝)仙台ロフト
参加条件:25歳以下
参加費:1000円(税込)
申し込みはこちらから
(聞き手・撮影/出川 光)
PARTNER編集部です。 編集部アカウントでは、フリーマガジンやイベントなど、総合メディアPARTNERに関わる様々な情報を提供いたします。