【プレオープン中】今話題の富山県美術館に行ってきた

2017年8月21日(月)

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8月18日(金)、早朝家を出て、東京駅から北陸新幹線に乗る。


今回の旅の目的は「五箇山にあるムサビの厚生施設『無名舎』へ行く」。
五箇山へ行くルートは複数ありますが、オーソドックスに富山方面から車で下る方法を取りました。
・・・ってことを富山出身の長澤学長に話したところ、自称・富山広報大使の学長から30分ぐらい「富山行くならここに行け。これを食え」と教えてもらったもんで、

手羽特製の旅行パンフレットにまとめました。
父親(社会科教師)が家族旅行へ行く時はいつも家族用パンフレットを作ってたもんで、手羽もつい作っちゃう習慣が。今なら「その場でネットで調べた方が早い」だけど、ほしい情報をいつも検索しなくちゃいけないのって面倒なんですよね。
最近多い一人旅だとその場で調べるけど、家族旅行なら準備万端で旅に臨みたいのです。

ところで長年手羽ブログをお読みになられてる方ならこんな疑問を持ちませんでした?
「現地でなんで記事をアップしなかったの?」

ちゃんと買ったばかりのノートPCもルーターも、USBメモリまで持ち歩いてましたよ。
でもね、スマホの接続ケーブルを忘れてしまってて(涙)
映画でよく見る「ない!ない!!」と鞄をひっくり返す行為まで探したけど完全に忘れてて(涙)
といってメールで写真をPCに送るのも面倒だし、一応Googleドライブに転送しようともしたけど、ネット環境が悪く、あまりにも遅く途中でやめました(涙)
それで今日の更新となったわけです。どこが準備万端だって話ですよ・・。

てなわけで富山駅到着。
富山へ来るのはこれで2度目。10年前ぐらいに進学相談会で一度来たことがあります。

五箇山への最寄り新幹線駅は新高岡駅なんだけど、あえて一つ手前の富山駅で下車したのは理由があって、

富山県美術館へ行きたかったからなのです。
もうすぐオープンするのは知ってたけど、プレオープンしてることを学長から教えてもらって。

以前は「富山県立近代美術館」がありましたが老朽化などで昨年閉館し、富山駅北側に移転して名称を変えオープン。それが富山県美術館なのです。
なんせ設計を内藤廣さん、スタッフユニフォームを三宅一生さん、ロゴマークデザインは永井一正さん、遊具と開館告知ポスターを佐藤卓さん、サイン計画を色部義昭さん、屋外作品を制作したのが三沢厚彦先生と豪華な布陣。
でもそれ以上に注目を集めてる理由は、やはり「アート&デザイン」をテーマに掲げてる美術館ってところじゃないでしょうか。英語名称も「Toyama Prefectural Museum of Art & Design」だし、ロゴもよく見るとAとDが入ってるし、略称の「TAD」は「Toyama」「Art」「Design」なわけで。
ここまで「アート」だけでなく「デザイン」にこだわった美術館は他にはなく。

あ、前置きはいいですね。
どんどん写真で紹介していきましょう。

1階駐車場口から。

1階受付。もちろんミュージアムショップもあります。

オシャレなカフェも併設。


  • 2階が展示スペース。抜けの空間が気持ちいい。


  • オープン前の特権でこういう状態の作品を見れます。しかし、この状態でも「あ。三沢先生の作品だ」とわかるところがまたすごい(笑)


  • 行った時がちょうどドシャブリで。屋外作品展示場に出るかどうかみんな迷ってた。


  • 手羽は迷わず行きましたけども。ここまで来てそばまで行かないでどうするよ、と。(小さいクマさんたちはまだ設置中)


  • 3階はアートを楽しむフロア。


  • この赤いソファは日本デザイン振興会さんにもあるから、この板張りといいすごく日本デザイン振興会臭がして(笑)


  • 工房もあり、ワークショップをやる場になるんでしょうね。


  • アトリエ。小さい子供さん向けのワークショップ広場になりそう。


  • 3階のレストランは準備真っ最中。


  • 「日本橋たいめいけん富山店」。富山の食材を使ったオリジナルメニューが食べられるそう。


  • 3階の奥の廊下を進むと・・・


  • キッズスペース

富山県立近代美術館が貯蔵してた約240脚の椅子コレクション、ポスタートリエンナーレ受賞作や国内外の代表的なデザイナーの作品を中心とした約13,000点のポスターがあるので、それらもここで展示されていくはず。
 


  • 「Digital Information Wall」。その収蔵ポスターの中から3,000点が登録されていて、80インチタッチパネルサイネージ5台で操作できます。


  • 図書コーナー。左側にホールがあります。


  • 午後から研修だったみたい。

廊下を反対側(映像コーナー側)から見るとこんな感じ。

佐藤卓さんデザインのる屋上用遊具のモックアップ。

・・・・どうしても、アレに見える・・・大人が、しかも美術教育をちゃんと受けた人間が口にしちゃいけないんだろうけど・・・アレにしか見えない・・。

あかりちゃん「お父さん、これウン●かな」
手羽「ダ、ダメ!!確かにそう見えるけども。これはきっと貝殻とかさ、フワフワしたものを表現した形なんだよ」
あかりちゃん「ふーーん・・・」

ふー、子供は思ったことをそのまま口にしちゃうから危険。。


んで、話題の屋上へ。


  • ロケーションもいい場所にありますね。

ここが屋上にある「オノマトペの屋上」。

佐藤卓さんがデザインしたそれぞれの遊具にはオノマトペのネーミングがついてて、


  • これは「つるつる」


  • 「ひそひそ」。


  • 「ぐるぐる」。

そしてこれが「ぷりぷり」


・・・・え。ぷりぷり?!
えーと、プリンセスプリンセスの略じゃなくて、ってことはこれってそのままモチーフはウン●だったのか・・・確かに子供はウン●が大好きなんだよね・・・子供の目線で素直に見ればよかったんだなあ・・・。


正式オープンは8月26日。最初の展覧会は
富山県美術館開館記念展 Part 1 生命と美の物語 LIFE - 楽園をもとめて
●会期:2017年8月26日(土) ~11月5日(日)  
●時間:9:30~18:00(8/26は13:00~/入館は閉館30分前まで)
●休館日:水曜日(祝日を除く)、祝日の翌日(ただし、8/30、9/24、11/4は臨時開館)
●入場料:一般1,300円 / 大学生950円 / 高校生以下無料


こんな素敵な美術館に誰も行かないわけがないっすね。

「じゃ隈研吾さん設計の富山ガラス美術館へ寄ってから五箇山へ行きますか!!」と車に乗ると、あかりちゃんが「海で貝殻を拾いたい」と。
いけね。これ、家族旅行だった・・・。

富山湾で土砂降りの中貝殻集め。
1時間もやってたら途中で晴れてきた(笑)

んで、温泉に入ってから東海北陸自動車道に乗り、

念願の地・武蔵野美術大学無名舎に到着。


どんな建物なのか・・・それは明日に続くっ!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。